抗がん剤(ドセタキセル)投与開始!発熱や脱毛などの症状は?

乳がん

初めての抗がん剤(ドセタキセル)点滴時のために用意したもの

激痛&号泣の卵子(胚)凍結も完了し、いよいよ本格的ながん治療が始まります。
私が最初に投与される予定の薬剤は、まず「ドセタキセル」、次に「FEC」と言う種類の抗がん剤。それぞれを4回=合計8回を投与します。
これらの抗がん剤の副作用をネットで調べると、数ある抗がん剤の種類の中でもひたすら「キツイ」と出てくるので余計に恐怖です。

投与が翌日に控えた今、恐怖で逃げ出したい、現実を受け入れたくない気持ちで悶々としていました。後ろ倒しとかにして、もう少し旅行行ったり遊んだりしたいな・・・と思ったりもしましたが、主治医曰く私の「ki67(乳がんの増殖能を判定する値)」は80と高値=増殖スピードが速いため、早いところ抗がん剤を投与した方が良いと言われていました。
※ただし以下の記事にもあるようにこのki67値の取り扱いには病院によって異なったり、諸説あるようです。

がんサポート
ホルモン受容体陽性・HER2陰性」で抗がん薬の追加治療を迷うときに
乳がんの増殖能を判定する Ki-67値をどう扱うか
https://gansupport.jp/article/cancer/breast/breast01/13608.html

抗がん剤の投与後は免疫力も下がるので、今までほど気軽に旅行とか遊びにも出にくくなるのだろうが、もうやるしかない。意を決して準備を始めました。
抗がん剤の投与時間は予想より長い「2ー3時間」にも渡ると聞いていたので、一番重視していたのは「暇つぶし」の準備です(笑)
私は基本リモートワークなので大体は抗がん剤点滴しながら仕事をしていまいしたが、Netflixで見たい映画やドラマをダウンロードしておいてそれを見たり、積読本を持ち込んだりしていました。

また、「抗がん剤は手の爪や足の爪が変形・変色したり、味覚にも影響するから、それらを防ぐために冷やした方が良い」とも聞いていたので、念の為に以下のものも持っていっていました。

  • 水筒(点滴中に舐める氷を持っていく用)
  • ヒヤロン(手先を冷やす用)
  • 着圧ソックス

点滴前に着圧ソックスをはき、点滴中は氷を舐め、ヒヤロンで手の爪を時折冷やしつつ過ごしていました。(病院によってはアイスグローブとか出してくれる所もあるそうです!私の通院先では特にそういうものの用意は無かった)

これが功を奏したのかどうかは正直な所不明ではありますが、私は特に抗がん剤による味覚障害、爪の変色・変形はありませんでした!

なお点滴の初回の時、「長丁場だし、カフェラテでも持ち込んでリラックスしよう〜」なんて思っていたのですが、私の通っていた病院はコーヒー系の持ち込みはNGでした(蓋がしてあったとしても、匂いがするものは気持ち悪くなってしまう人がいる可能性があるとのこと)。

病院によって異なる可能性はありますが、飲み物を持ち込む際はお水とかお茶とかのほうが無難かもしれませんね!

投与から何日目に、どのような症状が出たのか

事前に渡された吐気どめなどの内服薬を服用し、初めての抗がん剤(ドセタキセル)投与を完了し、念の為ポカリスエットなどを購入して急ぎめに帰宅。

投与から症状が出始めるまでの経緯は、私の場合は以下のような流れでした。

1日ー3日目:特に変化なし
4日目:少しダルくなってくる。喉の痛みも。
5日ー8日目:発熱37度、首と肩の痛み、顔に見たことないサイズの吹き出物ができる ←このタイミングでロキソニン服用
9日目:体が楽になる。任天堂SwitchのFit Boxing30分コース出来るくらいに回復
10日目:また少し首と肩に痛みあり。ロキソニン服用
11日ー12日目:脱毛開始
準備も覚悟もしていたものの、枕にごっそり抜けている髪を見た時はさすがにゾッとしました💦

1度脱毛が始まると、もう歩いて少し風で触れただけでも抜けるわ、シャワー時にもごっそりいくわで個人的にとてもストレスを感じました。。
最初は自然に抜けるに任せシャワーキャップを被って都度捨てていましたが、もう全然追いつかない。掃除しても掃除しても、髪が抜ける。。

発熱してダルい体を引きずりながらずっと抜けた髪を掃除していると何だかミジメな気分になってしまい、脱毛開始して2日で近所の床屋に電話して、早々に丸刈りにしてもらいました。
(丸刈りは美容院ではなく、剃刀を扱える「床屋」にお願いする必要があります)

近所の何ヶ所かの床屋に電話をして予約をしようとしたのですが、女性からの丸刈り依頼は中々無いからか、「丸刈りはちょっと・・・」と断られるお店も多かったですが、運良く家から徒歩5分の床屋さんで「対応します」と言ってもらえ、人生初の丸刈りに🧑‍🦲

これは余談ですが、対応してくれた床屋の男性に丸刈りにしたい理由を説明した所、彼のお兄さんも胃がんを患っていたけど治療して元気にしていると言うこと、「絶対に良くなりますよ、大丈夫です」と励ましてくれたことに人の温かみを感じ、改めて「行って良かったな〜」としみじみ感じたのを今でも覚えています。

脱毛(掃除)が辛かった分、頭がツルツルになったことでとても爽快な気分になりました!
ウィッグも被りやすいし、1度やってみたかった「ボディーソープで全てを完結させる夢」も早速実現笑

抗がん剤って、ドラマとかで見ると「吐き気」が一番キツいのかな? と言う印象を持っていましたが、今は同時に処方される吐き気どめの薬も良いものになっているからか、私の場合、吐き気は全然無かったです。

ドセタキセルもFECもそうでしたが、1番副反応がきつく出るのが「1クール目」で、2回目以降の投与からは「発熱」は必ずあったものの、1クール目ほどひどく出ないことの方が多かったです。
ドセタキセル投与から4クールの症状を大まかにまとめるとこんな感じでした。

1クール目→38度発熱、脱毛、吹き出物、肩首痛
2クール目→吹き出物、口内炎、肩首痛
3クール目→肩首痛
4クール目→肩首痛、浮腫み

いずれも症状は「投与から2週間の間」に出ることが多かったので、私が友人などと外出や旅行などに行く時は「投与から3週間目以降」に予定を入れるようにしていました!

抗がん剤をやっていても(時期を選べば)旅行にも行けるなんて、思いもしませんでした!

私のドセタキセル経験談はこのような感じです。

私の場合は4クール目の「浮腫み」が結構影響が大きく、浮腫みのせいでしばらくの間体重が10kgくらい増えていました(笑)。まさに空気を吸っても太るという感じで、靴下を履いたり湯船に浸かる時にいつも転びそうになったりで、これが症状としては一番大変だったかなと思います。

おそらく「全然動けない」「もっときつかった」など、抗がん剤の副作用の出方は人によって色々違うと思いますが、私の場合は1クール目を除いて結構普通に過ごせていたのが意外な点でした。

ただ「病は気から」ではないですが、私は抗がん剤投与の時は「必要以上にネガティブにならない」と言うことには気を付けていました。

これについては長くなるので次回に書こうと思っていますので、もしお時間あれば是非あわせて読んで頂ければと思います☺️
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